もし、通っている脱毛サロンが倒産したら、どうしますか?脱毛ができなくなるだけでなく、支払い済みのお金はどうなるの?とかなり心配になりますよね。こうしたニュースは、実は数年に1回くらいはおきています。最近では、「エタラビ」の倒産が話題になりました。通っている脱毛サロンが倒産したらどうしたらいいのか?今回は、危険な脱毛サロンを見分ける方法があるのか探っていきます。
なぜ倒産?
CMやネット広告などをバンバン流していると、なんとなく勢いがあってよさそうに思えるものです。大手エステの場合、こうした広告費がかさんで経営が悪化するパターンが意外と多い傾向があります。
倒産したエタラビも、そういえば広告をよく見かけましたね。エタラビは高級感を売りにしていた一面もありましたが、経営は火の車だったと去年あたりから囁かれていました。また、表示している料金と実際の支払い金額が違ったり、返金に応じないなどのトラブルから、一部の業務について業務停止命令が出ていたという事実も!
また、エタラビと同時に倒産になったのが脱毛サロン「ラットタット」です。ラットタットはエタラビの系列会社が運営していたとのことです。
倒産した場合どんな対処があるのか?
脱毛サロンやエステが倒産した場合、会員に対してどんな対処があるのでしょうか?「まさか泣き寝入りじゃないよね?」と心配になりますよね。実際には、どんな対応をするかはサロンの状況や考え次第のようです。
◎救済なしのパターン
残念ながら、多いのがこの救済がまったくないパターン。倒産するということは、会社の資金が尽きてしまったということなので、サロン側が返金したくてもそのお金がないというわけです。「そんなの冗談じゃない!」まったくその通りです。小さいサロンはほぼこのパターンが多いです。
◎他のサロンで代わりの施術を受けられるパターン
今回のエタラビとラットタットはこちらのパターン。あのミュゼプラチナムで継続して脱毛することが可能なのだそうです。「とりあえずホっとした!」という人が多いのではないでしょうか?しかし、条件付きです。
その条件とは、
・コース料金をすべて支払い済みの人
・分割ローンを利用している最中の人
この2つのどちらかに該当する人が対象になります。さらに、すべて支払い済みの場合は、施術代金の一部を負担しなければなりません。
エタラビとラットタットはこうした措置を取っていますが、そのサロンによって対処法が異なるので、もし通っている脱毛サロンが倒産してしまったら、まずは情報収集することが大切です。
ちなみに、ミュゼで施術を受けるためには専用のフリーダイヤルで予約を取る必要があります。
倒産しそうな脱毛サロンの特徴ってある?
エステの倒産の理由のひとつが、膨大な広告宣伝費です。「やたら宣伝をしていると思っていたら今度は倒産!」なんてことは普通にありますね。では、宣伝をしている脱毛サロンが倒産しやすいかというとそうでもないです。業績をあげているサロンが、数年後に倒産なんてことも起こりえるので、通っているサロンが倒産するかどうかは未知数なのです。
それじゃ、どのサロンも怪しく思えてくるかもしれないですね。ここで倒産の不安がある脱毛サロンの特徴をいくつかあげていきましょう。
◎広告や公式サイトと話が違う
広告で〇〇円のお得なコースを宣伝しているのに、実際その金額は総支払額を割っただけの「おとりの料金」で、実際の毎月の支払額はお得じゃなかったという話を聞いたことがあります。明らかに勘違いさせようとしているとしか思えません。
◎勧誘がしつこい
今どきの大手の脱毛サロンなら、勧誘をしつこくしないのが普通になっています。しかし、ノルマがきついのか勧誘がいまだにしつこいサロンも存在するようです。こういうサロンは、口コミで悪評がたちやがて閑古鳥がなく日も近そうですね。
◎高いコースをやたら勧める
勧誘がしつこいにも通じますが、高いコースをやたら勧めてなるべくお客からお金を引き出そうとするサロンはアヤシイかも。お金をかき集めて倒産に持ち込む悪徳サロンも実際にあったようです。
リスクをできるだけ減らす方法はある?
安さにつられて通ったのに、倒産して支払った金額がパーに・・・。確率は低くても、今通っているサロンがそうならないとは言い切れません。もし倒産してもリスクをできるだけ減らす方法は以下のようなものがあります。
◎一括払いを避ける
高額なコースほど、1回当たりの料金はお得になりますよね。でも、ボーナスで払えばいいか!と思い切って申し込んだら、倒産して返金してもらえなかったなんてことになったらかなりショック!でもこのサロンは大丈夫じゃないかな?と思うなら、一括払いではなく分割払いを選べば安心です。
◎倒産したらどうするのか聞く
もし倒産した場合どうなるのか聞いてみる方法。「失礼かな?」と思うかもしれませんが、最近のエタラビの例を出せば不自然ではありません。直接聞くのはちょっと・・・と思うなら、公式サイトのお問い合わせフォームから聞いてみるといいですよ。倒産した場合、対処法を考えているかを契約前に確認しておくといいかも。
おわりに
倒産はどんな企業にも起こり得ることなので、完全に防ぐことは現状では難しいです。しかし、倒産しそうなサロンなのかを事前によくチェックすることで、リスクを減らすことは可能です。そのためには、宣伝の華やかさや安い料金でホイホイ契約しないことが大切!気になることはしっかり聞いて、納得してから契約しましょう。